奈落の城 一柳和、2度目の受難
内容
推理アドベンチャー。
「雨格子の館」の続編。前作から引き続き登場しているのは2人だけで、前作の事件のネタバレ的な内容も特には出てこない。前作を遊んでいなくてもそれほど支障は無いと思う。
感
前作と雰囲気はほとんど同じ。前作同様、閉ざされた空間の中で殺人事件が発生する。前作で面倒だった要素が無くなるなどの改良がある一方、前作以上に難易度は高い。
○
- 前作同様、推理の色が濃い。多少強引に感じる部分も無くはないが、「なるほど!」「あれはこの伏線だったのか」といった具合に感心してしまう部分も多い。
- 難易度はかなり高いが、EASY MODEにすると重要なセリフがあった時に音が鳴ったり、バットエンド直前や自由行動後の文章に「〜ができてない」「〜すればよかったな」といったヒントが出てくる。
- 前作と比べて、見立て防止などの面倒な要素や、進め方によってランクが変わる要素などが無くなるなどの改良が施されている。
- 繰り返しプレイが前提のシステムだけど、前作よりも複数回のプレイが苦にならない。一緒に推理してくれるキャラが進め方によって異なり、展開もある程度異なる。
- どのルートをクリアしたか、どのエンドを見たかフローチャートで確認できる(フローを表示するモードは1回エンドを見た後に出現する)。
- ボリュームは前作より増えている。
- 条件を満たすと「招猫事件」という短編小説を読むことができる「Novel」というモードが出現する。
×
- 選択肢の選び方によって展開が変わるけど、進め方によってはセリフの辻褄が合わなくなるバグ?が多い。
- 前作もそうだったけど、今回もアドベンチャーゲームにしては登場人物の男性比率が高い。美形の男性が増えて、前作以上にその手の趣味の方々に媚びている。
- 難易度が高い。ヒントとなる文章が表示されることを差し引いても難しい。特に暗号が分かりにくい。
- 前作から面倒くさい要素が減ったけど、移動や迷宮探索は「奈落の城」の方が逆に面倒。
管理者:中霧里五
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