爽快!まちがいミュージアム
爽快!まちがいミュージアム2

右脳の達人 爽快!まちがいミュージアム

内容

 間違い探しゲーム。NintendoDSの2つの画面に表示される2つのイラストを見比べ、2つのイラストの違うところをタッチペンで○を付ける。
 次々に出題される間違い探し問題を10秒以内に解答していく「爽快まちがいさがし」、時間制限が無く1つのイラストから10個の間違いを探す「全解まちがいさがし」の2つがある。
 多人数で遊べるモードもあり、1台のNintendoDSで8人まで遊べる「時爆!まちがいさがし」、最大4台のNintendoDSと1つのソフトで4人まで遊べる「奪取!まちがいさがし」「転送!まちがいさがし」がある。

感想

 ゲームの内容を知った時、ゲームが「まちがいさがし」1つだけ、という点にちょっと驚いた。いろいろなミニゲームがあって、その1つに「まちがいさがし」があるのが普通じゃないかと。でも天下のナムコのゲームだから決して手抜きで作ったわけじゃないだろうし・・・。
 しかし遊んだ後の結論として、間違い探し1つのみという点でマイナスに感じたことは無かった。「間違い探し」自体がNintendoDSの2画面の機能に合ったものだし、この手のゲームとしてはボリュームはそれなりにある。
 タイトルに「右脳」とあったり、パッケージ裏に「鹿屋体育大学助教授児玉光雄先生推薦」とかあったり、「爽快まちがいさがし」の正解数などによって直感力・集中力・認識力・判断力・記憶力がレーダー網タイプのグラフで表示され、それらの値の総合の右脳指数なるものが表示されたり、脳を鍛える大人のDSトレーニングと似た方向性を感じるところもあるけど、そういうことを抜きにして、間違いを見つけることを楽しめるゲームだった。

全解まちがいさがし

 「間違いを見つける楽しさ」という点で時間制限無しの「全解まちがいさがし」の方が好き。あっさりと全ての間違いを見つけられる場合もあるけど、最後の1個がなかなか見つけられないことも多い。しかし見つかってしまうと「案外分かりやすい間違いなのにどうして気付かなかったんだろう」と思ってしまうようなもので、「なかなか見つからなかった探し物が実は簡単な場所にあった」場合と同じ。ようやっと見つかった→もう疲れた→今日は終わり、ではなく、見つかった→やった!→次に進もう!の流れで遊べた。

爽快まちがいさがし

 「爽快まちがいさがし」の方は時間制限があるモードで、次々に出てくる問題にあせりながらも間違いを見つけていくのはやはり楽しい。できれば時間制限内に解答できなかった問題も、一瞬間違い箇所に何かしらの表示が出たりすると尚良かった(どこが間違えだったのか分からないのは何となく気分がよくない)。
 「全解まちがいさがし」の方は「間違いを探す」のみのシンプルなルールだったけど、「爽快まちがいさがし」の方はレベルが上がるにつれ、いろいろな仕掛けが追加される。イラストがバラバラになったものが表示され、組み合わせた時に余計になるものを当てるとか。下画面が落ち葉に隠れていて、マイクに息を吹きかけると落ち葉が上画面に飛んでいくステージはアイディア賞もの。仕掛けがあること自体は面白いけど、できればオプションで仕掛けをオフにすることもできるようにしてほしかった。落ち葉を息で吹き飛ばすのはアイディアとしては本当に面白いけど、電車の中で遊んでる時に息を吹き込でいたらさすがに「イタイ人」に見られそう(笑)。

ボリューム、イラスト

 「全解まちがいあさがし」が150問で、「爽快まちがいさがし」は50ステージ(10ステージ×5レベル)あり、その50ステージをクリアした後もウラステージがある。「爽快まちがいさがし」のステージで獲得したメダルに応じて、特殊ルールのステージが追加される。ボリューム自体は少なくない。
 パッケージ裏には「問題数はなんと10000問以上!」とあるけど、さすがに10000のイラストがあるわけでなく、同じイラストで間違い箇所が違うものがほとんど。でも「全解」のイラストが150で、「爽快まちがいさがし」には「全解」に無いイラストもあったから、十分多いと思う。イラストも可愛いもの、浮世絵みたいなもの、シュールなものなどいろいろあり、個人的には「風のクロノア」「塊魂」「太鼓の達人」「リッジレーサー」などナムコのゲームのイラストもあるのが良かった。


管理者:中霧里五
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