ゼノサーガのファンディスク。「ぜのコミ」「ぜのぴったん」「エンサイクロペディア」「ゼノサーガエピソードU体験版」の4つが収録されている。ゲームとしてはともかくとして、あくまで「ファンディスク」として見るのならばボリューム的にはそこそこ。
オーソドックスなコマンド選択式アドベンチャー。グラフィックは一枚絵のみでムービーのようなものは無い。セリフはフルボイス。大体30分ほどでクリアできるショートシナリオが7本。
シオンが主人公のシナリオ、KOSMOSが主人公のシナリオ・・・という感じに、ゼノサーガのキャラそれぞれのシナリオがある。それぞれのシナリオで時間軸、舞台は同じ。要するに「街」「イブ・バーストエラー」のように、それぞれのシナリオが互いにリンクしている。
システム自体は面白そうだったんだけど、しかしシナリオは面白味に欠ける。ゼノサーガのキャラがドタバタするシナリオをとりあえず作ってみましたって感じで、伏線も意外性も感じられない。
グラフィックはエピソード1の雰囲気と同じ。エピソード2のように大人びた雰囲気は無い。
「ことばのパズルもじぴったん」と同一のシステムのパズル。全20ステージ。
普通の「ことば」の他、ゼノサーガ用語も「ことば」として受け付けてくれたり、「しおん」を9個作るのがクリア条件になってるステージがあったり、ゼノサーガのキャラのボイスがゲーム中に使われたり、ちょびっとゼノサーガに関係したアレンジが施されている。ただし基本は(いい意味で)「ことばのパズルもじぴったん」と全く一緒。
全20ステージ、好きなステージを選ぶことができるけど、やはりステージ1から順番にやっていった方が良さそう。ステージ4あたりまでは拍子抜けするほど簡単だけど、ステージNo.が上がるごとに難易度も少しずつ上がっていき、後半以降のステージは結構ムズい。なんとなく「ことば」を作るだけではクリアできないことも多く、ちゃんと先のことも考えないといけない。
ゼノサーガの用語集。キャラクター、ワールド、プロダクツ、キーワードの4つの分野から成っており、キャラクターは45項目、ワールドは54項目、プロダクツは43項目、キーワードは59項目。やはりゼノサーガは世界観が複雑なようで、キャラクター以外の項目が多い。難解な用語も多いようで、用語解説を見ても結局「よく分からん」ものもあったり。
ゼノサーガ本編自体にも用語解説が見れるモードがあったけど、ゼノサーガフリークスのエンサイクロペディアは文章の他、項目によってはイラストが見れるものがある。項目によっては、ゼノサーガ・エピソード1のムービーがちょっと見れるものもある。主要キャラの項目ではボイスによる自己紹介が聞ける。
1時間もしないうちにクリア可能。ロボットの「A.G.W.S.」に乗った場合の戦闘シーン、通常の戦闘シーン、ボス戦が一通り体験できる内容になっている。遊んで分かったことは「エピソード1と同じく戦闘シーンが複雑なこと」「エピソード1と同じく戦闘シーンの解説がシンプルなこと」「エピソード1と同じくムービー重視なこと」。