イヴ・ゼロ(EVE ZERO)
内容
主人公が異なる2つのシナリオを切り替えながらストーリーを進めていく(マルチサイトシステムと言うらしい)。2つのシナリオは時間軸、舞台が共通で、同じ事件を異なる視点から見ることも。
コンシューマー機では「イヴ・バーストエラー」、「イヴ・ザ・ロストワン」、そして「イヴ・ゼロ」の順に発売されたけど、「イブ・ゼロ」は時間軸的には「イヴ・バーストエラー」の2年前が舞台。主人公は「イヴ・バーストエラー」と同じく、天城小次郎、北条まりな。
「イヴ・ゼロ」はプレステ、パソコン、ドリキャスで発売されていますが、僕が実際にプレイしたのはプレステ版です。
○
- たしか「バーストエラー」と「ロストワン」は主人公毎にディスクが分かれてて、主人公を切り替えるたびにディスクを入れ替える必要があったような気がしたんだけど(記憶違いだったらスイマセン)、「イヴ・ゼロ」ではCDの分かれ方が主人公毎ではなく、「ストーリーの進み具合に応じて」なので、主人公を切り替える時にディスクを入れ替えることはあまりない。
- 序盤以降の展開はそれなりに起伏の富んだものだったと思う。小次郎の過去の回想シーン等が出てくることもあり、個人的には子供の小次郎が弥生に初めて会うシーンが好き。
- 一箇所だけ「バーストエラー」につながる場面があるけど、それ以外は基本的に「バーストエラー」「ロストワン」をプレイしていないと「理解不能」という所はなかったと思う。
- セーブが小次郎編5箇所、まりな編5箇所の合計10箇所にできる。
×
- セーブに4ブロック消費してしまうのはちょっと痛い。
- フラグ立てが面倒。何のヒントもなくイベントが発生する場所をひたすら探しまわることも多い。
- 「見る」「調べる」等の同じコマンドを複数回選択しないとイベントが発生しないところが多い、しかも1回目に選択した時のメッセージがイベントが起きる前兆のような感じが全くしないこともある。
- 「バーストエラー」では主人公が密接にリンクする場面がやはり盛り上がった。しかし小次郎とまりなが出会ったのは「イヴ・バーストエラー」が最初・・・なので、「イヴ・ゼロ」で2人が出会う場面は皆無。「2人が出会う」ことができない以上、必然的に「イヴ・ゼロ」では2人の主人公が密接にリンクする場面はあまりない。盛り上がりに欠ける。
- 個人的には終盤あたりの展開があまり好きになれなかった。「ロストワン」もそうだったけど、無理矢理「悲劇」にするのは醜(みにく)いよ。
- 人が死にすぎ。「死」に必然性がほとんどない場合が多く、死ななければいけないほどの罪がないのに死んでしまったキャラも多い。グラフィックもちょっとエグい・・・。??の開いた目、目を開きながら血が出てる??の死に様・・・。
- 主人公の小次郎、まりなは「バーストエラー」では2人とも「プロフェッショナル」であり「危機に遭遇してもある程度落ち着いて行動する」という感じだったけど、「イヴ・ゼロ」での2人はとんでもないものを見て頭が混乱して落ち着いて行動できなかったり、頭に血が昇って感情的な言葉を吐いたり、暴走した行動をとってしまったり。良く言えば「若さ」「未熟」な雰囲気が出ている、これからプロフェッショナルになっていく、と受け取ることもできるかもしれないが…。
- メモリーカードを読み込む時間、セーブやロードの時間がちょっと長い気がした。
管理者:中霧里五
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