イヴ・ザ・ロストワン(EVE The Lost
One)
内容
主人公が異なる2つのシナリオを切り替えながらストーリーを進めていく(マルチサイトシステムと言うらしい)。2つのシナリオは時間軸、舞台が共通で、同じ事件を異なる視点から見ることも。
「イブ・バーストエラー」の続編で、ストーリー的にも「バーストエラー」の後。主人公キャラは前作の2人と異なるものの、小次郎、まりあ、プリシア、氷室など前作に登場したキャラ達も登場し、なおかつ重要な役割を果たす。「前作をやってないとストーリーが理解不能」とまでは言わないまでも、限りなく前作のプレイ前提に近い。主人公の2人は捜査官と犯人という全く正反対の立場。
「イブ・ザ・ロストワン」はパソコン、セガサターン、プレステで発売されていますが、僕が実際にプレイしたのはセガサターン版です。
○
- アニメーションは前作よりいい。
- 前半はフラグ立てを気にせずにサクサク進められる(悪く言えばデジコミのような感じだけど)。
×
- 前半はサクサク進められたけど、逆に後半はなぜかフラグ立てに四苦八苦するバランス。
- シナリオに強引な部分が多々あった。「バーストエラー」では2つの主人公のシナリオ展開が緻密な2つの線という感じだったけど、「ロストワン」ではシナリオ展開の都合に強引に合わせたような感じがした。
- 「バーストエラー」では片方の主人公がもう片方の主人公と遭遇するシーンがどちら側のシナリオでも描かれたけど、「ロストワン」では「主人公の2人が捜査官と犯人」「主人公2人が互いに面識がある」という設定の為か、主人公同士が遭遇する場面が場合によってカットされてる。そもそもマルチサイトシステムで「片方の主人公が犯人」なのに「犯人が誰かは謎」という前提自体に無理があったような気がする。
- ピンチの時に流れるBGMにあまり緊張感が感じられない。BGMのせいだけじゃないだろうけど、緊迫感のある場面のはずなのに盛り上がりに欠けてしまったり。
- 登場人物の行動やシナリオ展開において「合理性」に欠けているところが多々あり。
- 結末ひどすぎ。
管理者:中霧里五
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