キャラクターの3Dモデル及び設定画を閲覧できる。鑑賞できるキャラはスネーク、プリスキン、雷電、オタコン、ローズマリー、エマ、忍者、ソリダス、フォーチュン、ヴァンプ、ファットマン、オルガ、セルゲイ、リボルバー、ジョンソン大統領、スティルマン、エイムズなどの他に敵兵、NY市民、人質、果ては本編に無線にしか登場しない大佐、裏技でしか登場しないメイリンまで。
3Dモデルは拡大縮小はもちろんのこと、どの角度からも鑑賞でき、キャラによっては3Dモデルにいろいろなアクセサリー(サングラス、手錠、タバコ、USPなど)をつけさせたりできる。背景色、ライティングも調節可能。中には普通の姿の他にもバリエーションが存在するのもあり、例えばスネークならポンチョ着用時、新川タッチ実験モデル、雷電なら裸、ゴルルコ兵装備、開発初期テストモデル、ヴァンプならコート着用、開発初期段階などのバリエーションに切り替えられる。
メカの3Dモデルや設定がを閲覧できる。メタルギア2に登場するメタルギアレイやハリアー、カザッカ、サイファーの他に前作に登場したメタルギアレックスやハインドD、未使用メカなども鑑賞できる。
ステージの3Dモデルや設定画を閲覧できる。3Dモデルはそのステージのあらゆる場所に移動でき、あらゆる角度から眺めることができる。例えばオープニングに登場したジョージワシントン橋のステージモデルでは、橋の道路の下、橋の向こうのビルなどゲーム中に映像に出てこなかった場所にまで移動できる。ステージ自体の広さもかなりのもの。こういうのを見るとメタルギア2は人が見ない細かい部分まで無駄に作りこんでいるのが分かる。
ポリゴンデモを鑑賞できる。デモシーンの合計は63個。そのデモシーンのストーリーボードのラフ画も鑑賞できる。残念ながら音声、BGMは一切なし。
メタルギア2の開発に使用されたプログラムテクニック、開発手法、技術情報について解説が見られる。「システム構成」「メモリマップ」「スクリプトゲンについて」「あたり(コリジョン)システム」「ゾーンシステムと敵兵AI」「MGS2描画システムの特徴」「VRAMの使用とテクスチャについて」「描画シーケンスについて」「描画処理とエフェクトについて」「ライティングについて」「ストリーミングシステム」「作成したツール群」「データ管理について」の解説が記載されている。内容はかなり専門的で、モジュール、ライブラリ、インタプリタ、スクリプト、インラインアセンブラ、ワークエリア、プログラム領域、スペキュラ環境マップ、DMAバッファなどの用語がズラリ。
メタルギア2の音楽を聴ける。全29曲。なぜかオープニングテーマの曲がなかった。
企画草案書、指示書を閲覧できる。企画草案書では開発スケジュール予定概略、続編の考え方、ターゲット層に関する説明、他社映画的ゲームとの差別化に関する説明などが記述されている。雷電に関する記述で「スネークに変わる主人公、雷電を女性受けのするキャラとして登場させ、女性でも感情移入しやすいものとする。オヤジ(ハードボイルド)系のキャラであるスネークとはかなり対照的」というのがあった(雷電が裸になったりしてたのはやはり女性向けサービスでしたか・・・)。その他、「21世紀は女の時代、女が男を守る時代」「映画的映像を追求するのではない!物理的世界を追求する!」などの文言が記載されてた。
本編の台本を閲覧できる。ボリュームは半端じゃなく、おそらくゲームのほとんどの場面のセリフ、ト書きが記載されている。
製作スタッフについて、組織図、セクションごとの役割、スタッフのリストが記載されている。スタッフの中には顔写真、一言が記載されているのもある。
メタルギア2ができるまでの年表が詳細に記載されている。前作の打ち上げに始まりメタルギア2欧州発売まで200項目以上の事件が年表に記載されている。「監督、企画のため那須に篭もり」「敵AI担当プログラマー/是角結婚式」「スクリプト野尻、福島、帰還」「監督、スクリプトメント制作のため篭もり」「核燃料施設見学」「監督、シナリオ制作のため篭もり」「プログラマ/山下、結婚入籍」「助監督/松花、第2子誕生」「モーションディレクター/豊田、結婚」などの事件が正確な日付(何年何月何日)とともに記載されている。
社外プレゼーション用映像、ゲームショー用映像、TSUTAYAレンタルデモディスク用映像、TVCMなどが鑑賞できる。
関連書籍(攻略本)の表紙、イラストパンフレット、ポスターなどの写真を閲覧できる。