メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット
(METAL GEAR SOLID4 GUNS OF THE PATRIOTS)
内容
特殊工作員を主人公とした潜入アクションアドベンチャー。
メタルギアソリッドシリーズ4作目。主人公のスネークは急激な老化現象で老人になっている。宿敵リキッドと最後の決着をつけるために再び戦場に潜入する。
一応「4」がメタルギアソリッドの最終章ということらしい。前作の「1」〜「3」はエンディングで続きを匂わすようなセリフがあったけど、「4」はストーリーとしてエンドとなっている。
感
メタルギアソリッドシリーズの中では「1」に次いで2番目に好き。アクションシーンや演出が派手で、舞台やミッションも次々と変わる。
最終章だけあって、「1」〜「3」の登場人物が多数登場する。登場人物だけではなく、組織名や用語も「1」〜「3」のものが出てくるので、「1」〜「3」を遊んでから「4」に挑戦する方がいい。
通常版の他にスペシャルエディションも同時発売されている。スペシャルエディションは1000円プラスした値段で特典ブルーレイディスクが付いている。スペシャルエディションを買って損したとは思わないが、スペシャルエディションを買うことが必須だとも思えなかった。2時間超のメイキング映像が収録されているが、開発スタッフのインタビューを中心としたドキュメンタリーになっていて、見ていて面白いと感じるものではなかった。「ゲーム制作につきものなのがバグの発生だ。修正を加えれば、その都度バグは出る。だが商品にする上でバグは確実になくさなければならない。」「だが、手を動かせば その都度バグは発生する。進行不能、画が出ない、音が鳴らない、さまざまなバグがスタッフを苦しめる。」「バグの件数12000ぐらい。」といったところは個人的に共感してしまったが。
○
- アクションシーンが派手。前作「3」の終盤近くの派手なアクションシーン(疾走するサイドカーからマシンガンをぶっ放して脱出するシーン)の類が「4」では中盤にさしかかる前から登場する。
- メタルギアシリーズおなじみのVSメタルギア戦、チキンファイト(肉弾戦)が今回もあるけど、マンネリ感が全然ない。意表を突かれたというか、燃え上がるというか、演出の見事さに歓喜。
- 「4」はAct1〜Act5の5部構成になるけど、それぞれ舞台が異なる。Act1は中東、Act2は南米という具合。政府軍と反政府軍の戦闘真っ直中で銃撃が飛び交う戦場が舞台となっていたり、逆にそれまでの戦場からガラリと変わった場所が次の舞台になったり。
- IPodミュージックや武器、フェイスカムなどコレクション要素(やりこみ要素)が多い。
- ムービーの質感が高い。今回は老人の比率が高いけど、肌の皺の表現がリアルで動きも滑らか。
- ストーリーに関係はないけど、小島監督が関わった他のゲームを知っているとニヤリとする場面が多い。「スナッチャー」に登場した小型メカ(メタルギアMkU)が出て来たり、オタコンのパソコンの壁紙が「アヌビス・ゾーン・オブ・エンダーズ」だったり、メリルの小隊の部下の名前が「ポリスノーツ」の登場人物と同じだったり、「MSX版メタルギア2」を遊んだ人にはニヤリとするようなミッションが中盤に登場したり。
×
- 無線会話できる相手が減った。「4」で無線会話できるのはオタコンとローズマリーの2人だけ(「1」〜「3」は3、4人)。無線会話の軽妙な会話を楽しみにしていたので残念。「4」はムービーが大幅に増えたけど(約8時間?)、そちらを増やすよりも無線会話を増やしてほしかった。
- 特定のタイミングで約3分のインストールが発生する。頻繁に発生するというわけではないが(クリアまでに5回)。
管理者:中霧里五
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