キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲(メヌエット)
内容
横スクロールのアクションRPG。悪魔城ドラキュラ(キャッスルバニア)シリーズ。
武器は剣、刀、斧、ナイフなど。前作にあった「サブウェポン」が無くなり、それに代わるものとして「タクティカルソウル」を使って攻略していく。「ソウル」は特定の場所で入手できる他、敵を倒すことによって敵に応じた「ソウル」が手に入ることがある。
感
「月下の夜想曲」「白夜の協奏曲」とほぼ同じ。ドラキュラ(キャッスルヴァニア)を遊びたい、2D横スクロールアクションRPGを遊びたい、という欲求で遊んだ身としては期待通り。
年代が2035年で、主人公が日本人で、ヒロインが巫女さん姿の幼馴染…ストーリー設定だけを見るとこれまでのシリーズの中世ヨーロッパ的世界から大きく変化したかのように思えるけど、見た目も内容もこれまでとそれほど変わらない。城、洞窟、時計塔といったお馴染みのステージを探索し、メデュウサヘッド、ミノタウルスなどのお馴染みのモンスター達を倒す。
○
- 「白夜の協奏曲」と同じく、SELECTボタンを押すとMAPが表示され、今まで行ったことのある場所は塗りつぶされる。探索してMAPを埋めて、ボスを倒して特殊能力を手に入れて、その特殊能力で行けるようになった場所を探索して、最終的に達成率100%にしていく過程が相変わらず楽しかった。
- 敵を倒すことによって入手可能な「ソウル」はその敵に応じたものになっている。コカトリスの「ソウル」は石化ビーム、メデュウサヘッドの「ソウル」は空中停止可能、ツチノコの「ソウル」は定価2割引で買物可能、レッドミノタウルスの「ソウル」は巨大斧攻撃、ガーゴイルの「ソウル」は石化攻撃無効、といった具合。使わない「ソウル」も多いけど、攻撃面でもステータス面でもバリエーションが増えた。
- 武器の種類が豊富。剣系の武器の中でも「上方向にも当たり判定がある剣」「連続でヒットする剣」「リーチが長い剣」といった特徴がそれぞれにある。
- クリア後、名前を「JULIUS」にして始めると、旧ドラキュラシリーズのようなシステムで遊べる(武器は鞭とサブウェポン(聖水、斧、クロス)。経験値、お金の概念は無し。)
- 真のラスボスを倒してクリアした後、以下の特典が追加される。
本編に登場したボスと連続バトルするボスラッシュモードが追加。
サウンドモード追加。
ソウル、アイテムを引継いで2週目をプレイ可能(レベルは1に戻る)。
- メニューの「ENEMY」から倒したモンスターの図鑑が見られる。モンスターのグラフィック、紹介文(一言)、ステータス情報(HP、獲得経験値、弱点属性、耐性属性、入手可能アイテム)、「ソウル」の能力が表示される。そのモンスターから「ソウル」を取得したか否かも確認可能で、「ソウル」の獲得率もパーセンテージで表示される。
- セーブ部屋以外の場所でも、メニューの「SLEEP」で一時的にセーブできる(再開した時に中断データは消去される)。
- ゲーム開始地点にいるヒロインが、その時に応じた攻略ヒントを教えてくれる。
×
- (これまでのシリーズもそうだったけど)敵のライフゲージが表示されない。後半のボスや一部のザコ敵などの硬い敵と闘う場合、あとどれくらいで撃破できるのか分からないのは少し辛い。古くさいジャンルとは言え、今時のゲームとしてはあるべき機能だと思う。
- 敵を倒すことによって「ソウル」が手に入るかは完全にランダムで、何十回倒しても「ソウル」が手に入らない場合もある。何匹以上倒したら絶対に手に入るとか、ある装備(スキル)を装着している場合100%手に入るとか、もうちょっと「ソウル」を入手しやすくしてほしかった。
- ボリュームの大きさがそのままゲームとしての面白さにつながるわけではないけど、「白夜の協奏曲」よりもボリュームが少し落ちた気がする。「白夜の協奏曲」のボスが19体で、「暁月の円舞曲」は11体。おそらくMAP全体の大きさも
「白夜の協奏曲」より小さくなっている。
管理者:中霧里五
連絡は
こちらにお願いします。
リンク切れ、誤字、脱字など至らない点がありましたら、お知らせいただけると助かります。
このサイトはリンクフリーです。 http://gamehyoron.com/