悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印
内容
悪魔城ドラキュラシリーズ。
「月下の夜想曲」「白夜の協奏曲」「暁月の円舞曲」「蒼月の十字架」「ギャラリーオブラビリンス」と同様、横スクロールアクションRPG。
ほどほどの広さのダンジョンを順々にクリアしていく構成で、探索要素が薄くなり、逆にアクション性は高くなっている。
主人公のシャノアはドラキュラを倒すための組織の女性戦士。記憶と感情を失っているという設定で、セリフも淡々としたもの。自称「魔を斬り払う剣」。
「蒼月の十字架」「ギャラリーオブラビリンス」のキャラデザはアニメ調だったが、「奪われた刻印」は劇画調(「月下の夜想曲」「白夜の協奏曲」「暁月の円舞曲」の頃に戻った)。
感
前作の「ギャラリーオブラビリンス」がエリア別の構成になっていて、探索要素が薄まった感があったけど、「奪われた刻印」はハッキリと探索<アクションの路線になっている。最終ダンジョン以外は広さもそこそこで、中には一本道のものもある。探索にあまり気を遣わないことを前提とした難易度になっており、ザコ戦でも油断すると結構なダメージを喰らうし、どうやって敵を倒していくか考える必要がある。「月下の夜想曲」のようにマップを埋めていくのが楽しいドラキュラも出してほしいけど、こういう路線もアリ。
○
- アクション性が前作より高い。
- ゴリ押しでは進めない。
- ザコでも攻撃力が高く、一撃で倒せない敵が多い。
- ボス戦は攻撃方法、攻撃ごとの安全地帯を把握しないとクリア不可なレベル。
- 投げ出してしまうほどの理不尽な難易度ではない。
- 攻撃を避けたり盾で防いだり、属性を把握して相性のいい武器で攻撃したり、工夫すればクリアできる。
- 遠距離からの攻撃手段が前作より充実している。
- ダンジョンを脱出するアイテムのマジカルチケットが安く買える(前作は1000Gで今回は100G)。
- グリフという武器のシステムが練られている。
- XボタンとYボタンの2つが攻撃ボタンで、XボタンとYボタンそれぞれに武器を設定できる。
- 例その1 両方とも突剣にして近距離でXYの連打で大ダメージを与える。
- 例その2 片方を盾にして敵の攻撃を防ぐ。
- 例その3 バランスよく遠距離武器と近距離武器を装備。
- 魔法攻撃の扱いが剣、槍、斧などと同列になり、気軽に使える。
前作と異なり、詠唱時間も無く、攻撃のスキも少ない。
- グリフ(武器)はダンジョン内の特定の場所や、敵を倒すことによって手に入る。
SHOPでお金を消費して買うものではないので、自然といろいろなグリフを切り換えて攻略する形になる。
- 前作と同じく、クリア後にいろいろな要素が追加される。
- アイテム、グリフ(一部を除く)、所持金を引き継いで2周目を遊ぶことができる。
今回は経験値(レベル)も引き継がれる。
2周目は難易度ハードを選択可能。
- クリア後に最初からゲームを開始すると、敵キャラのアルバスが操作キャラのモードが選べる。
- 「SOUND MODE」が追加される。ゲーム中のBGMやボイスを聞くことができる。
- 「BOSS RUSH MODE」が追加される。ゲーム中に登場したボスを倒してい
- 前作と同じく、達成度がパーセンテージで表示される要素が多い。
- どれだけ踏破したかマップ表示画面に表示される。
- 倒したモンスターを図鑑形式で見ることができる。
- 手に入れたアイテムを確認することができる。
- 手に入れたグリフを確認することができる。
- 助けた村人やクエストを確認することができる。
- 前作と同じく、上画面にマップが表示される。
SELECTボタンを押すと、
主人公のステータス、直前に攻撃したモンスターの情報が表示される。
- ラストダンジョンのBGMはよくあるパターンだけど燃えた。
- 前作と同じく、マップにタッチペンでマーカーをつけることができる。数も3つから5つに増加。
- グリフ(武器)の装備を3パターン登録して切り換えることが可能。
×
- 装備を3パターン登録して切り換えることが可能だけど、「蒼月の十字架」にあった同様のシステムの方が便利。
- Aボタンを押しながらLボタンを押すと装備A→B→Cと切り替わり、Aボタンを押しながらRボタンを押すと装備A→C→Bと切り替わる。
敵がいて余裕の無い時にこの操作は厳しい。
登録できるのは2パターンでいいので、「蒼月の十字架」のようにボタン一発で切り替わって欲しかった。
- 切り換えることができるのはグリフ(武器)のみ。防具は1パターンしか登録できない。
防御力重視、稼ぎ重視とかで防具も切り換えたかった。
- グリフ(武器)の選択が少し不便。装備したいグリフをリストから探すのが
素早く出来ない。
- グリフの名前が分かりにくい。
突剣がコンフォデレ、盾がスクトゥム、槍がハスタ、雷がトニトルスといった具合。
もうちょっと名が体を表すネーミングにしてほしかった。
- 表示される順番が名前順とか性能順ではない(最近使ったグリフが上に表示されるようになっている?)。
- ドラキュラシリーズは過去シリーズの数曲をアレンジして使用することが多い。
今回は初代ドラキュラの曲が使用されているけど、音色が少ないオリジナル版とほぼ同じもの。
「Wicked Child」「Out of Time」などの名曲のアレンジを聞きたかった。
- アルバスを操作キャラのモードの時、ステータス画面のようなものが表示されず、次のレベルまでの経験値が後どれくらいかも分からない。
- 前作ではモンスターごとに撃破数が記録されたけど、今回はモンスターごとの撃破数は記録されない。
- セーブデータの数が3つに減った(「ギャラリーオブラビリンス」は6つ)。
- これまでのシリーズと同じく、敵のライフゲージが表示されない。
特に今回は難易度が高めで、敵も硬いので気になった。
管理者:中霧里五
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