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かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄

内容

 推理アドベンチャー。「かまいたちの夜」の続編

感想

 「かまいたちの夜」の続編。見た目からくる雰囲気・イメージは前作と同じ。ゲームシステムもほぼ前作と同じ。登場人物も前作とほぼ同じ(前作の登場人物は全員登場)。・・・しかしプレイしてみて「かまいたちの夜」の続編だとは思えなかったです。正確に言うなら僕の中にある「かまいたちの夜」、僕が期待していた「かまいたちの夜」とは違ってました。僕はミステリー・推理モノを期待していたわけですが、どちらかと言えば和製ホラー物かと。

 「1」ではメインのミステリー篇では大きく3つの解決ENDがあり、どの時点で犯人を推理したかどうかでストーリーがかなり変わってくるので、この時点で犯人を当てるとこんなストーリーになる、といったIF的なストーリーが楽しめた。しかし「2」のミステリー篇(わらべ唄篇)正統な結末は「何人か犠牲者が出るが真犯人、殺人のトリックが分かる」1つのみで、一本道に近い。犠牲者を出さないEND、犠牲者1人のみのENDもあるけど、真犯人の正体、殺人トリックなども不明のままENDになるし、第一結末に至る展開もかなり短いので、バットENDと大した違いはない。他のバットENDにしても量だけは多いけど、「1」のバットENDの方が印象的だった(恋人に殺されるENDとかね)。

 「1」のスパイ篇・幽霊篇と同じく、「2」でもメインのミステリー篇以外にいろいろシナリオがあるけど、ただし約半分のシナリオは結末が「ほとんどのキャラ死亡」結末なのはどうかと・・・。選択肢次第で「ハッピーEND」になるのかとも思ったんだけど、1つのシナリオを除いてそういうことはなかったし。

ボリューム(説明書から引用「平均プレイ時間34時間」)

 ボリューム的にはかなり増えていて、説明書には平均プレイ時間34時間と記載されてる(ちなみに僕は26時間でコンプ)。「2」ではメイン以外のシナリオのボリュームが増え、メインのミステリー篇(わらべ唄篇)以外のシナリオも「惨殺篇」「サイキック篇」「洞窟探検篇」「陰陽篇」「官能篇」など10個(そのうち2つは選択肢もないシナリオだけど)。

 ボリュームはかなり大きいけど、しかしコンプリートまでそれなりにスムーズにプレイできるようにはなっている。プレステの「かまいたちの夜・特別篇」にあったフローチャート機能は健在で、未到達のルートが一見して分かり、行ったことのある場面なら好きなところから始められる。まだ選んでない選択肢に関しては色が目立つ色になっていて、全エンディングのリストを見ることができる(まだ見てないエンディングは??で表示される)。

グラフィック

プレステ2になってグラフィックは大幅にパワーアップ。キャラのグラフィックは「1」と同じくシルエット表示だけど、シルエット表示のキャラはアニメーションで動く。背景や建造物のグラフィックもパワーアップ。中でも一番凄い、というか、この為のプレステ2の性能が発揮されてるのか!と思えるのが「不気味、怖い、気持ち悪い」グラフィック。オープニングムービーも怨霊が浮遊する不気味なムービー。ゲーム中でも、巨大蜘蛛やゾンビのアップのグラフィックがドンと見事にアニメーションムービーで登場してくる。「リング」や「螺旋」のようなものを期待している人にはいいのかもしれませんが、そういうものを全く期待していない僕にとってはそんなの見せられても・・・。


管理者:中霧里五
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