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3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!

内容

 サクラ中学の3年B組の担任となり1年間の物語が展開がするアドベンチャー。タイトルに金八先生とあるけど、主人公は金八先生ではなく、金八先生の代理として担任に赴任する教師。金八先生は主人公にいろいろ助言をしてくれる役回り。
 ドラマが原作だけど、実写のものは無く、アニメーションムービーの雰囲気が濃い。ストーリーや登場人物はゲームオリジナルのものであり、ドラマの金八先生を知らなくても全く問題無し(僕は金八先生を見たことないけど、困らなかった)。

感想 (○×型)

3年B組の生徒は総勢20人ほど。数は多いものの、しかし1人1人がちゃんと立っている。この話では誰と誰が主役、といったものが明確に決まった構成になっており、ストーリー上でそれぞれの生徒、先生達の性格、考え方、バックグランド、トラウマといったものが段段と分かってくる構成になっている。
1周目で全10話、2周目で新たに4話、3話で新たに1話、合計15話のストーリーがある。全ての話にとても感動した、というわけではないけど、しかし全体的に「いい話」が多い。個人的には2周目でプレイすることになる「鉄ちゃんの恋」「勝手にしやがれ」が感動した。どちらもラストが気持ちのいい場面になっていて、特に「鉄ちゃんの恋」のラストは涙腺が緩んだ。
それぞれの話には主役がいるのだけど、しかし主役以外のキャラでも、主役の生徒をサポートする役回りとして活躍してるケースが多く、主役以外の生徒の性格や考え方が表に出ることが多い。
エンディングまで行った後も2周目が始まり、第3話、第4話、第6話、第7話が1周目とは違う話になる他、第10話で1周目とは違う結末に行くことが可能になる。1周目ではあまり活躍しなかった鉄郎、雪也、竜二も2周目では目立っている。
生徒の才能開花イベント、カード集めなどのやりこみ要素もある。才能開花イベントなどでカードが収集できるのだけど、集めたカードそれぞれに解説が表示される。登場人物のエピソードを示すものもあれば、雑学的な文章になっているのものもある。個人的に気に入った解説はこちらのページに載せています。
フルボイス。声優さんの演技も自然で、物語が盛り上がるところではちゃんと盛り上がる声調だった。金八先生のボイスは武田鉄矢氏、大森巡査のボイスは鈴木正幸氏が演じている。
オープニングテーマは名曲・贈る言葉。歌っているのは海援隊ではなく上戸綾だけど。オープニングではゲーム中のムービーが次々と流れていき、生徒1人1人の動くシーンが次々と出てくる。
エンディングテーマは仰げば尊し。おまけのモードでは、ゲーム中に出てきた生徒が「仰げば尊し」を歌ってくれるモードがある。
タイトル画面で少し放っておくと、「人という字を・・・」といった原作の金八先生に出てきた漢字解説が武田鉄矢氏の声で流れる。
BAD ENDになると「このバカチンが」というセリフが武田鉄矢氏の声で流れる。
タイトル画面に戻った後に「続きから」を選択すると「お、やる気だなコイツ」というセリフが武田鉄矢氏の声で流れる。

× ほとんどの生徒、先生は活躍する場面、目立つ場面があるものの、富士美智子、音無先生、神崎先生についてはストーリー中で活躍の場がほとんど無かった。まぁ本来なら2、3人ぐらい影の薄い人が居ても気にならないのだけど、このゲームは人物の描かれ方が上手かったため、ちょっと気になってしまった。

 


管理者:中霧里五
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