かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相
内容
推理アドベンチャー。「かまいたちの夜」シリーズ3作目で「完結編」。
ストーリー的には前作の「かまいたちの夜2」の続編。
システムは大体これまでのシリーズと同じだけど、「街」「五分後の未来」と同じく、同じ時系列の舞台で、複数の主人公のシナリオをザッピングしながら攻略していくシステムになっている。
○
個人的にはかまいたちの夜シリーズは「1」>「3」>「2」。
- 「3」は前作の「2」よりも、むしろ前々作の「1」に近い。ホラー色が強くて推理色が薄れた「2」よりも、推理色が強くて展開が大きく分岐する「1」の方が好きなので、原点に戻ってくれて嬉しかった。
- あとになってから「あれはこういう伏線だったのか」と分かる展開が多い。
- 「1」「2」の主人公は透だったけど、「3」は透以外に香山、俊夫、啓子が主人公のシナリオがある。やさぐれた俊夫や、頭の中ではかなり辛辣な思考をしている啓子の脳内セリフが面白い。
- 既読の文章をスキップしたり、一度読んだ文章を再読する機能が便利。
↑ボタンで読んだ文章の読み戻しができる。これから読むことになる文章が既読の場合、↓ボタンで読み進みができる。読み戻し、読み進みをして任意の場所で○ボタンを押すとその場所から再開できる。選択肢を選び直すこともできる。
- 任意の時点から再開することができる。
「何時何分の時点で誰はどうしていた」というものが表示されるタイムチャートというものがある。タイムチャートで時間、主人公を選択すると、選択した主人公の選択した時間にジャンプできる。
- 「3」はストーリー的に完全に「2」の続編であり、「2」をやっていないと話が分からないけど、「かまいたちの夜」「かまいたちの夜2」のメインストーリー部分を遊ぶことができる。
×
- 「主人公が複数いる」というシステムからくる事情もあるのかもしれないけど、「かまいたちの夜 特別編」「かまいたちの夜2」で重宝したフローチャート機能がなくなっている。「3」のタイムチャート機能でも好きな場所から再開できるし、既読文章はスキップできるけど、「どこの時点で分岐する」「どの分岐が未読」といったことは分からない。
- 前作の「2」はボリュームだけは増えたけど、「3」は逆にボリュームが減った。
「1」も「2」もメインストーリー以外にも幾つかアナザーストーリー的なシナリオがあったけど、「3」では「番外編」というギャグシナリオが1つあるだけ。「3」は主人公が4人だけど、主人公が固まって行動することが多く、同じ展開、文章を読むことも多く、正直シナリオが人数分の4つあるとは言えない。
管理者:中霧里五
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