ベルセルク
千年帝国の鷹篇 聖魔戦記の章
内容
漫画ベルセルクのコミックス22巻〜27巻までの千年帝国の鷹篇 聖魔戦記の章のストーリーのゲーム化。アクションアドベンチャー。
ドリキャスで発売された「ベルセルク 千年帝国の鷹篇 喪失花の章」と似たようなシステム。経験値の概念が追加され、サブウェポンが増えた。
原作通り、主人公のガッツを操作して、大剣ドラゴン殺し、義手に仕込んだ大砲、炸裂弾、ボウガンなどを駆使して人外の魔物をなぎ倒していく。
○
- 原作のストーリーの他、ゲームオリジナルのエピソードも追加されている。ドリキャス版「喪失花の章」と同じく、ベルセルクらしいストーリー。コミックス26巻の「なかまか・・・もう再度と・・・そう思っていたんだがな・・・」のセリフが更に引き立つエピソードだった。
- ボス戦などでカウンターを出すなどの特殊な動作をすると短い専用ムービーが入る。ムービーはボスごとに異なり、原作の場面を彷彿させるものも多い。
- 重要なシーンの大半は再現されており、要所要所にムービーが入る。ゲーム開始しょっぱなから触のあのシーンが流れる(そりゃ18歳以上対象の年齢制限も入るよ)。ムービーは総計70分ほど。クリア後、ムービーを自由に再生できるモードが追加される。
- ステージでザコを倒している時やダメージを受けた時などにパック達の原作でのセリフが出る。原作のセリフじゃないけど「俺が一番ガッツを上手く使えるんだ」などパックらしいセリフが出ることも。
- 大剣ドラゴン殺しの他、サブウェポンとして大砲、炸裂弾、ナイフ、ボウガン、イシドロの火炎攻撃、セルピコのフリーズ攻撃、シールケの防御力UP、パックのHP回復がある。これらは回数制限は無く、一定時間経つと再び使用できるタイプなので、遠慮なくどんどん使っていける。
- ベルセルクの用語説明、人物データ、魔物データを見ることのできるモードがある。ゲームの進み具合によって見ることのできる項目は追加されていく。
- クリア後、本編のボスと自由に戦闘できるモードが追加される。
- クリア後、「100-animal murder」というショートミッションクリア型のモードが追加される。各ミッションは本編に比べて難易度が高い。
- クリア後、経験値などを引き継いで2周目を遊ぶことができる。2周目はMAP上に出現するアイテムが増えている。
- クリアしたステージのみのやりこみ要素だけど、各ステージに出現するアイテムの取得数や、魔物の残存率などが表示される。
- 「100-animal murder」のミッションをクリアしたり、全ステージの魔物残存率を0%にすることで使用できる武器が増える。「木の棒」とか「妖刀ざっくり丸」とかギャグ刀が多いけど。
- ドリキャス版「喪失花の章」ではドラゴン殺しは室内で使うと壁に当たって意外に使いにくかったけど、PS2のベルセルクではドラゴン殺しを振り回して壁に当たるということは無く、メイン武器として使っていける。逆にボウガンの重要度は低下した。
- 敵を倒すことによって経験値が入り、それを消費して能力のパワーアップができる。難しくてクリアできなくても、経験値を稼いでから再挑戦することは可能。
- 操作性は複雑。○×△□L1L2R1R2全てのボタンを使用し、中には複数のボタンの組み合わせもある。ただしゲーム開始時にチュートリアルが用意されている他、各ステージのエリアクリア時に操作についてのワンポイント情報みたいなものが表示されるので、説明書を見なくても特には困らない。
- ボスが無敵状態になるとボスが青色に光り、ボスが防御不能攻撃を出す時は赤色に光る。
- EASY、NORMAL、HARD、EXPERTの4つの難易度があるけど、クリア後に出現する要素はどの難易度でもOKみたい。EXPERTでクリアしないと出ない要素がある、といったものは無さそう。
×
- テンポが悪い。ボスに辿り付くまでのザコ戦にかかる時間が長い。
- テンポが悪い。MAP上の各地をまわって敵を全滅させる必要があったり、逃げる子供を捕まえるために各地を移動したり、お使いミッション的な面倒くさいものが多い。
- 原作で共に行動している仲間のパックやイシドロ、セルピコ、シールケも登場するけど、アクションゲームとしての彼らの役割は、サブウェポンのような役割(ボタンを押すと彼らの必殺技が炸裂するだけ)しかなくて寂しい。ロードス島戦記のようにNPCのような形で画面に登場するとか、セルピコやシールケあたりが操作キャラになるステージがあるとかでも良かったような。
管理者:中霧里五
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