大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-
内容
「逆転裁判」のスピンオフ。
19世紀の大英帝国が舞台で、成歩堂龍一のご先祖の成歩堂龍ノ介が主人公。
成歩堂の他は、袴姿の大和撫子の御琴羽寿沙都、観察力と推理力は鋭いが着眼点と論理がズレている探偵ホームズ、10歳の天才少女のワトソンがメインキャラ。
「逆転裁判」と同様、弁護士として法廷で戦う。法廷では「レイトン教授VS逆転裁判」のように証人が一度に複数出てくる他、6名の陪審員が裁判に参加する。
「逆転裁判」本編とのつながりは皆無で、亜内検事のご先祖がお約束として登場する程度。
感
ゲームとしてつまらなかったわけではなく、むしろ最後まで一気に遊んだ。
しかし続編ありきの終わり方で、撒かれた謎が解き明かされないまま終わる。それどころかエンディングで更なる謎が投下される。ボリュームが少ないわけではないものの、満足はできなかった。
「大逆転裁判」が発売されてから2年以上経った後に続編の「大逆転裁判2」が発売された。「大逆転裁判」で撒かれた謎は「大逆転裁判2」で全て解き明かされ、物語も完結する。「大逆転裁判」と「大逆転裁判2」は完全にワンセットであり、「大逆転裁判2」を最後までクリアしてようやく満足できた。
○
- 何気なく終わったものが、後になってから重要なものとしてクローズアップされる展開が多い。
逆転裁判らしい、どんでん返しの展開もある。最終話の終盤は盛り上がった。
- 「共同推理」の演出が面白い。BGMの雰囲気も合っている。
- 裁判の時に流れるBGMがいい。
- BGMが「大審問」から「異議あり!」に変わる時、ここぞという時に「追求〜大逆転の時」に変わる時はテンションが上がる。
- 可愛いネコが出てくる。ワガハイ可愛い。第二話の黒猫さんはその後どうなったんだろう。
- DLCのランドストマガジンの満足度は全体的には低いが、第6号に収録されているテーマの「夏目漱石とワガハイ」はお気に入り。スリープから復帰した時に猫の鳴き声が出る。
×
- 犯人を追い詰めるカタルシスがあまり無い。
- ほぼ8割は成歩堂が追い詰められているイメージ。
- 裁判に勝利しても犯人を倒した気にならないストーリーが多い。
- 続編ありきの終わり方で、撒かれた謎が解き明かされないまま終わる。それどころかエンディングで更なる謎が投下される。
タイトルにエピソード1とか前編とか其の壱とか第一幕とか付けるべきだった。- 尚、2年以上経った後に続編の「大逆転裁判2」が発売された。
- DLCのランドストマガジンがひどい。
第1号から第8号まであり、各号300円で合計2400円(全8号セットなら2000円)。
本編の三分の一の値段だが、それに見合うボリュームではない。
- 本編の後日談的なエピソードが収録されているが、ボリュームはわずか。
- 設定画、楽曲、キャラクターボイス、3DSのテーマ、開発者インタビューなどの動画も収録されているが、全部欲しいと思う人以外からすれば抱き合わせ販売でしかないし、ゲームのDLCにする必然性も感じられない。
- 曲はサントラを発売するか、音楽配信サイトで販売すればいい。
- テーマはテーマショップで販売すればいい。
- 設定画は公式ファンブックに載せればいい。
- 開発者インタビューは公式サイトのブログ、あるいは公式ファンブックに文章だけ載せればいい。
- 尚、大逆転裁判の前に発売された「逆転裁判5」のDLC「逆転の帰還」は800円で本編の七分の一だが、本編の七分の一以上のボリュームで本編並みの面白さだった。配信してから4週間は半額の400円で販売された。廉価版発売時に400円に値下げされた。
大逆転裁判の後に発売された「逆転裁判6」のDLC「時を超える逆転」は800円だが、配信してから3週間は無料だった。
管理者:中霧里五
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