スーパーロボット大戦OG外伝

内容

　バンプレストオリジナルキャラのみが登場するSLG。スーパーロボット大戦OGの続編。
　今回は「スーパーロボット大戦R」「スーパーロボット大戦COMPACT3」「ザ・グレイトバトルIV」がメイン。スポットではあるが「スーパーロボット大戦MX」も登場。OVAや漫画の「スーパーロボット大戦OGクロニクル」のエピソードも。
　本編の他、カードゲームの「シャッフルバトラー」や戦闘シーンを鑑賞できる「フリーバトル」もある。

感

　戦闘シーンはさすが。あいかわらずかっこいいし、「フリーバトル」で戦闘シーンを自由に見ることができる。
　ボリュームは前作ほどは無い。その上、キャラ全員が集結するのがかなり後になる。
　
　あからさまに続編を意識した作りで、伏線が新たにいろいろ張ったまま回収されていない。続編が出たらもちろん買いますけどネ。個人的には「EX」に登場したフェイルロードやカークス、ザッシュ、プレシア、ロドニー、ジノ、サフィーネが登場するシナリオを希望。あるいは「J」の過去のエピソードでカルヴィナがホワイトリンクスと呼ばれた頃や、エ＝セルダ（統夜の父）が生きていた頃とか。

○

• 前作同様、戦闘シーンがカッコイイ。
  特に最終面近くのボスは本編に1回しか登場しないのに関わらず、その必殺技の懲り様は半端じゃない。
  • アニメーションの強力さは宇宙を滅ぼしたイデオンを彷彿させるレベル。
  • 時間も長いのでは2分近い（味方で一番長いのはおそらくヤルダバオトの必殺技の約1分20秒）。
• フリーバトルモードがあり、本編の戦闘シーンを鑑賞することができる。戦闘シーンが凝っており、登場ステージの少ない敵も多いので、こういうのは長い間待ち望んでいた。今後のスパロボにも是非標準装備してほしい。
• ロボット図鑑、キャラクター事典、サウンドセレクトなどのお馴染みの要素も健在。
  クリア後、ロボット図鑑で△ボタンを押して武器を選択すると戦闘アニメが再生される。
• 前作にしか登場しないキャラや機体もフリーバトル、ロボット図鑑、キャラクター事典に収録されている。
• 今回の序盤は前作に「OG2.5」として収録されている。
  ただし「2.5」と同じストーリーになるのは6話から。最初の5話は新規の話になる。
  しかもその5話で「OG」では初登場となる「MX」のキャラが登場したり、伏線が張られたり、先が気になるようにしている。
• BGMが追加されている。リオ専用曲、カーラ専用曲、ジガンスクード専用曲etc。
• 乗り換えの自由度が前作よりも若干高くなった。
  • ブリットやクスハは龍虎王（虎龍王）登場後も他の機体に乗り換え可能。
  • ゼンガーやリショウはグルンガスト系（Gバイソン以外）に乗り換え可能。
• 前作で隠しユニットの扱いだった「ヴァイサーガ」「アシュセイヴァー」「ラーズアングリフ・レイブン」「ランドクリーズ・レイブン」「ヒュッケバインMk-�V・タイプR」「ビルトビルガー・タイプL」「ゲシュペンストMk-�U・タイプS」も今回は特殊な条件無しに入手可能。
• 前作で使い勝手がイマイチだった機体の性能が上がっている。グルンガストは射程や攻撃力が上がり、ジガンスクード・ドゥロやアステリオンAXの最強武器にバリア貫通属性が付いた。その一方、前作の「2.5」で猛威をふるったミロンガの性能は大幅に弱体化したが。

×

• 前作に比べるとボリュームが小さい。シャッフルバトラーやフリーバトルなどの要素があるとは言え、本編は全39ステージ。しかもそのうち12ステージは前作に収録された「2.5」とほぼ同じ。
• ステージによってクロガネ隊のキャラしか登場しなかったり、ハガネ隊のキャラしか登場しなかったり…ということが多い。一番出撃回数が多いキャラ（カイ、コウタ）で最高23回。せっかく育てても活躍機会があまり無いのは正直悲しい。
• カードゲームのシャッフルバトラーはさすがに「カードヒーロー」ほどの戦略性は無い。カードを集めること自体は楽しいけど、頭を使ってバトルを勝ち抜くというものではない。
• 2周目の引継ぎ要素は大体前作と同じ。前作同様「W」に比べると引き継げる要素は少ない。
  • 「W」では資金、改造段階が2周目以降に100%引き継げる。
    「OG外伝」で2周目に引き継げるのは50%（3周目は75%、4周目は100%）。
  • 「W」ではスキルやBPが2周目以降に100%引き継げる。
    「OG外伝」で2周目に引き継げるのは50%（3周目は75%、4周目は100%）。
  • 「W」ではクリア時に所持してたパーツは自動的に売却されて資金に加算された。
    「OG外伝」はクリア時に所持してたパーツは消えて資金も加算されない。