スーパーロボット大戦 スクランブルコマンダー ザ セカンド
(Scramble Commander the 2nd)
内容
ロボットアニメを題材としたリアルタイムシミュレーション。
新規参入作品は「神魂合体ゴーダンナー!!」「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」「マクロス ゼロ」。
その他はこちらを参照。
感
前作は評判が悪かったようだけど、「セカンド」は質量ともに大幅にパワーアップしている。シナリオもスーパーロボット大戦らしい展開。
○
- 原作にあった展開を適度に再現しつつ、原作を上手くアレンジしている。中にはむしろ原作よりもいい展開もあった。例えば、劇場版マクロスの「君はまだ歌が歌えるじゃないか!」の場面のセリフは原作よりも説得力がある。
- 異なるロボットアニメのキャラクターが入り乱れるけど、不自然な展開は無く、むしろロボット大戦らしい展開。例えば、アムロが一年戦争の経験を踏まえて「ゴーダンナー」の猿渡ゴウにアドバイスしたり。
- パイロットのレベルアップはカスタマイズ可能なシステム。パイロットが取得した経験値を消費して、選択したパラメータを上昇させる。
- パイロットの個性が調整されている。各パイロットごとに各ステータスの初期値や上限、上昇するのに必要な経験値が設定されており、初期値は高いけどステータスを上げるために多量の経験値を必要とするパイロットもいれば、格闘のステータスが上げやすいパイロットもいる。
- 各ステージの出撃ユニットの数に制限があるけど、出撃したユニットを撤退させ、増援として別のユニットを出撃させることができる。
- フリーバトルという、味方、敵、MAPを自由に選択して戦闘できるモードがある。フリーバトルで獲得した経験値は本編の方にも反映される。
- パイロットやロボットの強化状態、資金、アイテムなどは全て2周目以降に引き継ぎができる。
- オープニングムービーがかっこいい。現時点ではスパロボシリーズの中で一番お気に入り。
- デフォルメ状態ではなく、リアルサイズのロボットが動き回る。
- リアルサイズだとロボットのサイズ差がとんでもないことになるけど、しかしあえてサイズが全く異なるロボット、ダンバインとコンバトラーが共闘するシーンがある。
- しぶきをあげてラーゼフォンが海面スレスレを飛行するシーン、バルキリーやゲッター(分離状態)が戦艦の狭い溝の中でスターウォーズライクにスピード戦闘するシーンなどシチュエーションがかっこいい。
- 前作で評判の悪かった点が改善されている。
- 前作は空を飛べなかったけど、「セカンド」は飛行可能なユニットは空を飛べる。
- 前作はゲッターやZガンダムが変形ができなかったけど、「セカンド」は変形可能。
- 前作はロボットのHPがステージクリアで回復しなかったけど、「セカンド」は全回復する。
- 前作は改造や修理をすると1ステージ出撃できなかったけど、「セカンド」ではそういう制限は無い(好きなロボットを出撃させ続けることが可能)。
- 前作に比べて仲間になるパイロット、ロボットの数が多い(前作では主役クラスのパイロット、ロボットしか仲間にならなかった)。
×
- 人物図鑑やロボット図鑑が無い。ロボット大戦初登場の「ゴーダンナー」「ガンダムSEED DESTINY」「マクロス・ゼロ」あたりは図鑑での解説で補完したかった。
- 各MAPにアイテムの入ったコンテナが配置されていて、それを回収するという面倒くさい要素がある。
(過去のロボット大戦(「第4次」「新」)でもあった要素だけど、結局その後のロボット大戦では無くなっていた。)
- 各パイロットの乗機が固定で、乗り換えは不可。「Zガンダム」のフォウはリックディアス固定。「ゴーダンナー」の静流もコアガンナー固定(原作ではゴーダンナーにも乗ったのだけど)。
- 飛行ユニット限定のステージなど、出撃できるロボットに制限のあるステージが結構多い。空を飛べないゴーダンナーやνガンダムにとっては厳しい。パーツの装備で空を飛べるといった救済措置も無し。
- 武器改造が個別の武器を選択して改造するものになっている。全ての武器を一括で改造するタイプの方が良かった。
(過去のロボット大戦(EX〜α)では個別の武器を改造するシステムだったけど、その後は全ての武器を一括で改造するシステムになっている。)
- 精神コマンドは個別に効果時間が何十秒と設定されているけど、精神コマンドを使用した後、効果時間内なのか、効果が切れたのか分からない。ユニットの色が変わるとか、ユニットを選択した時に何か表示が出るとか、ハッキリと分かるようにしてほしかった。
- 乗機が変更されるけど、改造段階を引き継がないケースがある。特にマックスのVF-1A→クァドラン・ロー、ルゥのコスモダイバー→セレブレイダーは変更前の乗機が使用不能になるけど改造段階を引き継がない。
参入作品
新規参入作品
- 「神魂合体ゴーダンナー!!」
- 「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」
- キラの立場からのストーリーになっていて、シン・アスカは敵キャラとして登場。
- シンとルナマリアは最終話の1つ前のステージで仲間になる。
- 「マクロス ゼロ」
その他
- 「機動戦士Zガンダム」
- 声優は劇場版準拠。
- カミーユ、エマ、クワトロ、アムロ、フォウが味方キャラとして登場。ファ、ヘンケン、カツ、アポリー、ロベルトは未登場。
- 敵キャラとしてシロッコ、ハマーン、ブラン・ブルターク、ベン・ウッダー、ヤザンが登場。ジェリド、レコア、ロザミア、サラは未登場。
- 「グレートマジンガー」
- 「超電磁ロボ コンバトラーV」
- 敵はジャネラ、ダンゲル、ワルキメデス(ガルーダは未登場)。
- 「勇者ライディーン」
- 敵は豪雷巨烈、激怒巨烈、バラオ(シャーキンは未登場)。
- 「超獣機神ダンクーガ」
- OVAの「GOD BLESS DANCOUGA」がベース。
- 「聖戦士ダンバイン」
- 「超時空要塞マクロス 劇場版 愛・おぼえていますか」
- 「ラーゼフォン」
- 「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」
- 原作のストーリーはシナリオにあまり絡まない。アムロ&νガンダムのみ登場。クワトロは裏切りません。
- 「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」
- 「マジンガーZ」
- 原作のストーリーはシナリオに絡まない。甲児&マジンガーZと弓博士のみ登場。
- 「ゲッターロボG」
- 原作のストーリーはシナリオに絡まない。リョウ&ハヤト&ベンケイ&ゲッターロボGと早乙女博士のみ登場。
管理者:中霧里五
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