第2次スーパーロボット大戦OG
内容
「スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS」「スーパーロボット大戦OG外伝」(以降「OGS」「OG外伝」と記載)の続編。
スーパーロボット大戦シリーズに登場したオリジナルキャラが活躍する。
○
- 戦闘シーンのアニメーションが更に良くなった。
- カットイン演出が更に良くなった。
- 合体攻撃が更によくなった。
- ビルトビルガー&ビルトファルケンのツイン・バード・ストライクがいい。「OG外伝」の時と構成がほぼ同じだけど、交互にカットインが出て、2機が高機動で突撃していく演出がカッコいい。
- フェアリオンのロイヤル・ハート・ブレイカーに苦笑。悪ノリ感満載。
- 新たにOGに参入したロボットの必殺技がいい。
- フリッケライ・ガイストのU.U.N.がいい。大量のミサイル、ビームを叩き込んで撃破した後に薬莢を落とす演出が素敵。
- デア・ブランシュネージュのニュートロン・バスターがいい。GP-03デンビドロウムが好きな人間としては、巨体からミサイル、ビット、レーザーを次々に出していく展開にロマンを感じる。
- ディアブロのくるみ割人形がいい。悪ノリ感爆発。
- ツインユニットを編成する手間が軽減された。
- 前作ではツインユニットにする時に気力制限があったが、「第2次OG」では撤廃された。
インターミッションの画面でツインユニットの編成が出来る。
- ロボット大戦シリーズのオリジナルキャラやロボットが登場するが、登場する原作のバランスがいい。
- 据置機のロボット大戦から「MX」「第二次α」、携帯機のロボット大戦から「D」が登場する。
- 昔のスーファミ時代のロボット大戦から「EX」「第4次」が登場する。
- マイナーな「リアルロボットレジメント」が登場する。
- 雑誌の休刊によって未完で終わっている「ロスト・チルドレン」が登場する。
- 前作同様、ロボット大戦で使用されたBGMが使用されている。
- 「JAM Project」の曲も使用されている。歌声が流れる曲が5曲ある。
- 「EX」が登場することもあり、「魔装機神」のヤンロンやテュッティの曲も使用されている。
- 前作でイマイチだった機体の能力が改善されている。
- サイバスター、ヴァルシオーネは条件付きだが「魔装機神」で習得した乱舞の太刀、円月殺法が追加される。
- カチーナ、ラッセルは量産型・ゲシュペンストMk-Uから量産型・ゲシュペンストMk-U改に乗り換え。
ラーダもシュッツバルトから量産型・ゲシュペンストMk-U改に乗り換え。
- ビルドラプターはビルドラプター・シュナーベルに強化。
- 「OG外伝」でもそれなりに強かったが、グルンガストはグルンガスト改に強化。龍虎王に必殺技が追加。
- パイロットの能力について差別化が図られている。
- 前作ではSP回復、アタッカーといった強力なスキルを誰でも養成することができたが、「第2次OG」では不可。
特定のパイロットのみ前述のスキルを1つだけ持っている。
- 合体攻撃と統率スキルを持つキョウスケ、合体攻撃とインファイトスキルを持つゼンガー、合体攻撃は無いが統率、アタッカースキルと精神コマンドの魂を持つカイ、といった具合に強みとなる部分が分散されている。
- インターフェイスが便利になった。
- 強化パーツ、アビリティの画面で□ボタンを押すと、機体、パイロットを指定して一括で外すことができる。
- 武器換装の画面で□を押すと、全機体の武器を外すことができる。
- アーカイブで前作までのストーリーが確認できる。
- 前作のゲームの画面ショットを使用したデモが流れる。
「OGS」の「OG1」は約19分。「OGS」の「OG2」は約30分。「OG外伝」は約25分。
×
- ツインユニットで敵を攻撃する時、サブ側のユニットの武器は自動選択されるが、手で選択し直す羽目になることが多い。
- 敵の残りHPが少ない時は攻撃力の低い武器が自動選択されるが、アーマーブレイカーやマインドブラストのように特殊効果のある貴重な武器が選択されるのは止めてほしい。
- そもそもメイン側の攻撃で敵のHPがゼロになる場合、サブ側は武器を選択しないでほしい。
- 前作に登場した機体の多くは引き続き登場しているが、さすがにカットされた機体もある。
- ゲシュペンストMk-U・タイプSがリストラされたのは残念。
戦闘シーンで「究極!ゲシュペンストキック」を使用した時のセリフが面白かったのに。
- エースクラスだったヒュッケバインMk-Vが抹消…。
同型機が2機あり、搭乗機体がイマイチなキャラの乗り換え先として重要な機体だっただけに残念。
AMガンナーは「第2次OG」でも登場するが、移動後に使用できる武器もなく、前作と違って地形適応にSが無い機体でどうしろと。
- 「OG外伝」のエンディングで言及された通り、エクサランス・ライトニング、エクサランス・エターナルは破棄。
「第2次OG」では支援色が強いエクサランス・レスキューで登場。
- 乗り換え制限を撤廃してほしいパイロット、機体が多数。
- ヴァイサーガはラミアとアクセルのみ乗り換え可能だが、2人とも別に専用機があるので誰も乗れずに余りがち。
ガルムレイドとサーベラスはヒューゴ&アクアのみ乗り換え可能で、どちらか1機は誰も乗れずに余る。
- 「第2次OG」ではヒュッケバインMk-Vが出ないこともあり、専用機が無いパイロットがヴァイサーガやサーベラス・イグナイトに乗り換えできれば使い勝手がだいぶ変わったハズ。
- 全員が乗り換えできなくても、ラミアと同じ部隊のカイ少佐がヴァイサーガの操縦法を習得した、愛機を失ったリョウトがサーベラス・イグナイトの専任パイロットになる、といった設定で特定のパイロットが乗れるだけでもマシになったハズ。
- ヴァイサーガと同じ「スーパーロボット大戦A」由来のラーズアングリフ、ランドグリーズは乗り換え制限が無いどころか、「スーパーロボット大戦α」のユウキ、カーラの愛機になっている。あまり原作の設定に拘る必要は無いハズ。
- ART-1は「OG外伝」ではマイ、リュウセイ、ヴィレッタが乗れたが、「第2次OG」は序盤はリュウセイ、中盤以降はマイ専用。
- SRX&R-GUNパワードの必殺技を使用するには、R-GUNパワードにヴィレッタかマイを乗せる必要があるが、マイをR-GUNパワードに乗せてしまうと、ART-1は誰も乗れずに余る。
- アクセルはソウルゲインの他、ヴァイサーガ、アシュセイヴァーなど「スーパーロボット大戦A」の機体のみ乗り換え可能。
- 「OG外伝」ではソウルゲイン固定だったので幾分緩和されたが、汎用機のアシュセイヴァーに乗り換えできるのなら、他の汎用機に乗り換えできてもいいハズ。趣味の領域だが、アルトアイゼンに乗り換えてみたい。
- ヒューゴ&アクアはガルムレイドなど「スーパーロボット大戦MX」の機体のみ乗り換え可能。
- 「第2次OG」ではシナリオの展開上仕方ないかもしれないが、次回作では他の汎用機に乗り換えできるようにしてほしい。
ヒューゴは「OG外伝」で量産型ゲシュペンストMk-U改に搭乗していたし。
- 敵キャラが魅力に欠ける。
- 欲望に忠実な敵キャラ、話が通じない敵キャラが多く、信念を貫く系の敵キャラが少ない。
- 原作でそういう性格だったキャラが今回は多かったということもあるが、「第2次OG」オリジナルのキャラもシエンヌ、シアンなどそういう方向性のキャラばかり。
- 「OGS」でも卑劣漢のアーチボルト、傲慢で冷徹なウェンドロが登場したが、アクセル、ウォーダン、オウカのようなマトモな敵キャラもいた。マトモな敵キャラがいるからこそ、アーチボルトやウェンドロの個性が引き立っていたし、その逆も然り。「第2次OG」はそのあたりのバランスが明らかに悪い。
- ロクな活躍をしないまま、消えていく敵がいる。ストーリー上で果たす役割も、良く言って当て馬という程度。
- 汎用武装を付け替える武器換装というシステムがあるが、特機系の機体はそれができない。
- 武器は無理でも、修理装置や補給装置は付けられるようにしてほしい。
特機より巨大な戦艦が修理装置や補給装置を付けられるし、スキルによって移動力が高くなるリシュウなど、修理装置を付ければ更に活躍できそうなキャラも多い。
- 強制出撃や部隊の分割、再合流などで強化パーツ、武器換装、部隊編成を見直す必要があり、面倒くさい。
- 移動タイプ、地形適応、射程が噛み合わない機体同士でも、強化パーツ、武器換装を工夫すれば使い勝手は劇的に改善する。
逆に言うと、強化パーツや武器換装による調整が必要なバランスであり、せっかく調整したものが強制出撃などで崩れるのは悲しい。
- ツインユニットのシステムを考えると、機体の移動力は偶数か奇数で統一した方がいい。
- ツインユニットを組んだ時の移動力は2機の平均で小数点は切り捨て。例えば移動力6と7の2機が組むと、移動力は6になり、端数分損する。
- 強化パーツなどで移動力を補正すれば端数分を損することは無いが、それなら移動力を6か8に統一することで、端数そのものが出ないようにした方が合理的では。
- 「第2次OG」で追加されたアビリティというシステムのセット単位が合理的でない。
- 機体、パイロットにセットできるアビリティが3個で、同じアビリティが3個装備することで効果が発動するというシステム。
同じアビリティを3個セットしないと効果が全く無いのだから、セットする単位を3つにする意味が無い。
機体、パイロットにセットできるアビリティが1個で、アビリティが1個で発動するシステムと比べた場合、アビリティ1個セットする操作が3個セットする操作になって面倒なだけ。
- ストーリー展開が完全に前作までの事件を踏まえたもの。前作までの因縁が「第2次」に関わる。
- アーカイブで前作までのストーリーが確認できるとは言え、前作までの思い入れが無い状態で「第2次」を遊ぶのはキツい。
- 「OG外伝」も「OGS」ありきだったが、発売間隔が半年なのでまだマシだった。「第2次OG」は「OG外伝」から5年以上経っている。
- 「第2次OG」が悪いというより、「OGS」「OG外伝」で伏線を張りまくったので、それらを回収したらこうなったのかもしれないが。
- 「Another Century's Episode:R」「無限のフロンティアEXCEED」のことも出てくるが、さすがにこちらはストーリーにほとんど絡まない。遊んでいなくても大丈夫。
- 序盤は「EX」のストーリーが展開されるが、原作そのまんま。
- 「魔装機神」シリーズがあるのでストーリーを大幅に変えるのが難しいのかもしれないが、マドック爺さんが戦死するイベントとか、「魔装機神」シリーズに明確な描写がされていないイベントを追加しても良かったのでは。
「OGS」でもベースの「OG2」に無かったエピソードが追加されていたし。シャドウミラーの世界でのアクセルVSベーオウルフとか。
管理者:中霧里五
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