スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS(オリジナルジェネレーションズ)
内容
GBAで発売された「スーパーロボット大戦OG1」「スーパーロボット大戦OG」のリメイク。
スーパーロボット大戦シリーズで登場したバンプレストオリジナルキャラのみが登場する。
「OG1」のシナリオは「第二次スーパーロボット大戦」「スーパーロボット大戦α」がベース。「OG2」は「スーパーロボット大戦IMPACT」「スーパーロボット大戦A」「第三次スーパーロボット大戦」「スーパーロボット大戦α外伝」がベース。
感
多くのスパロボシリーズでオリジナルキャラは登場するけど、僕にとってのメインはオリジナルキャラではなく、レイズナー、ダンバイン、ガンダム、ゼオライマーなどの方。しかしオリジナルキャラしか登場しない「オリジナルジェネレーション」も燃えるトコロが多い。ロボットの設定が細かく、系統としていろいろ設定されている。キャラクターも立っている。「オリジナルジェネレーション」を遊んで、逆にベースとなった「スーパーロボット大戦A」を遊びたくなった。(PS2やPS3あたりで「A」のリメイク版が発売されないかな。「R」や「COMPACT3」とセットなら更に良し。)
次回作として「外伝」が出るし、外伝以降も続編が出てほしい。個人的には「EX」に登場したフェイルロードやカークス、ザッシュ、プレシア、ロドニー、サフィーネが登場するシナリオを希望。サイバスターやヴァルシオーネも「ディスカッター・乱舞の太刀」や「円月殺法」でパワーアップしてほしい。
○
- 毎度のことだけど、戦闘アニメーションがこれまでのスーパーロボット大戦シリーズと比べて更にクォリティアップしている。PS2のスパロボは「第三次スーパーロボット大戦α」(2007年7月)から約2年ぶり。その鬱憤を見事に晴らしてくれる出来。
- オリジナルのGBA版から追加された要素が多い。
- システム面で追加された要素がある(ツインバトルシステム、特殊弾etc)。
- 「OG2」にシナリオが追加されている。
- 「OG2」をクリアすると「OG2.5」というシナリオがプレイ可能になる。次回作の「OG外伝」の体験版のようなもの。
- スポットに近いが「R」「COMPACT3」「OVA」「ザ・グレイトバトルIV」が参戦している。
- ユニットが新規追加されている(「アーマリオン」「ズィーガーリオン」「ゲシュペンスト・タイプRV」「ラーズアングリフ・レイブン」etc)。
- GBA版で専用BGMが無かったキャラも今回追加されている(タスクとラッセルは残念ながら無し)。
- オリジナルのGBA版から改善された点もある。
- GBA版では熟練度によっては最終ステージに進めなかったけど、今回は熟練度に関係なく最終ステージに進める。
- GBA版では「ビルドラプター」「グルンガスト2号機」「ビルトシュバイン」は「OG1」に登場して「OG2」には登場しなかった。今回は「OG2」でも引き続き登場。
- ボリュームがでかい。全部で147ステージ。内訳は以下の通り。
- GBA版「OG1」の74ステージ。
- GBA版「OG2」の53ステージ。
- 「OG2」シナリオに追加された8ステージ。
- 「OG2.5」の12ステージ
- これまでのスパロボシリーズのシナリオがベースになっているのだけど、ベースになるスパロボ作品のセレクトのバランスがいい。
- 最近のスパロボだけではなく、ファミコンやスーファミで発売された古いスパロボの作品(「第三次」)もセレクトされている。
- 据置ゲーム機で発売されたスパロボだけではなく、携帯ゲーム機で発売されたスパロボ(「A」)もセレクトされている。
- メジャーなスパロボだけではなく、マイナーなスパロボ(「COMPACT3」※)もセレクトされている。
※マイナーなハード(ワンダースワンカラー)で、しかも絶滅期に発売された。
- 武器は機体に固有な武器の他、多くの機体に付け替えることが可能な汎用武器がある。汎用武器の存在によって、強力な武器を持たない機体でもある程度活躍させることが可能。
- 特殊弾というシステムが追加された。汎用武器に追加効果を付加することが可能になり、汎用武器の利便性、存在感が増した。
- ゲシュペンストシリーズ、ヒュッケバインシリーズとかロボットの系統が設定されている。その上にカスタム機とか量産型とか2号機とか「〜を基に大幅な改造を施した機体」とか「〜をベースとして開発」「〜のコンセプトを受け継いだ〜」といったシビれる文言が満載。おかげでオリジナルジェネレーション関係のWikipediaを読みあさる羽目になった。
- キャラが立っている。
- いろいろなスパロボのオリジナルキャラのつぎはぎとは言え整合性の点で不自然なことは無い。中には別作品のキャラが「オリジナルジェネレーション」では因縁のある設定になっているけど、そういうからみ具合がいい方向に発揮されている。
- 味方キャラのタイプがさまざま。素人から少しずつ成長していくタイプ、プロフェッショナルなタイプ、信念タイプ、青くさいタイプ、変なタイプ、ベテランなど。「アルコールが苦手」「極度の方向音痴」「料理が下手」などの弱点が細かく設定されている点もいい。
- 敵キャラのタイプもさまざま。組織のリーダーとして強い使命感を持つタイプ、冷酷な卑劣漢、復習鬼、リアリスト、一兵士ながら己の信念に殉ずる漢など。特に「OG2」のアクセル・アルマーがかっこいい。「OG2」の終盤の展開は燃えた。
- スパロボシリーズのBGMがリファインされて使用されている。
- 個人的には「COMPACT」の「遥かなる戦い、開幕」が一番好き。
- 「第二次」「第三次」の「ヴァルシオン」「VIOLENT BATTOLE」が懐かしい。
- 「COMPACT」の「遥かなる戦い、開幕」、「A」の「極めて近く、限りなく遠い世界に」は重くしたバージョンもある。
- 「α外伝」の主題歌「鋼の救世主」、「IMPACT」の主題歌「GO!!」、OVAの主題歌「迷宮のプリズナー」が使われている
- これまでのシリーズでお馴染みの要素は健在。「第三次α」で追加された要素も健在。
- ロボット図鑑、キャラクター事典、用語辞典
- サウンドセレクト
- 攻略Q&A、シナリオチャート
×
- 「オリジナルジェネレーションズ」の3ヶ月前に発売された「W」に比べて、クリア後の2周目に引き継げる要素が少ない。
- 「W」では資金、改造段階が2周目以降に100%引き継げる。
「オリジナルジェネレーションズ」で2周目に引き継げるのは50%(3周目は75%、4周目は100%)。
- 「W」ではスキルやBPが2周目以降に100%引き継げる。
「オリジナルジェネレーションズ」で2周目に引き継げるのは50%(3周目は75%、4周目は100%)。
- 「OG1」クリア後に「OG2」を始めた場合(「OG2」クリア後に「OG1」を始めた場合)、資金はある程度引き継ぎができるが、PPの引き継ぎは無し。
- 「W」ではクリア時に所持してたパーツは自動的に売却されて資金に加算された。
「オリジナルジェネレーションズ」はクリア時に所持してたパーツは消えて資金も加算されない。
ただでさえボリュームがでかいのだから、とれる時間がどうしても限られる人のために「W」のようにして欲しかった。
- ゲームを開始しないでいると戦闘デモが流れるけど、これまでのスパロボシリーズと比べると量、質において劣るセレクトに感じた。部屋でBGM代わりに流す、という用途には不向き。
- 毎度のことではあるけど、入手条件が分かりにくい機体がある。特に「ヴァイサーガ」「アシュセイヴァー」が酷い。「特定のシナリオでMAPの所定位置に移動」「特定のシナリオで特定のキャラと既定回数戦闘」などが条件。
- ロボット図鑑やキャラクター辞典に収集率が表示されない(これまでのスパロボでは表示された)。
管理者:中霧里五
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